【その5】家族で、自分で、全部できなくても大丈夫。できる関わりを積み重ねて、私たちなりの介護の形をつくろう

あん・だんての遠距離介護ってどんな感じ? ひとり暮らしの父 × 遠方に住むひとり娘

遠方に住んでいるご家族の健康や生活について、お悩みはありませんか?

富山では、「介護は家族がするもの」「私がやらなければ…」と、負担を感じる方が多いように思います。

家族にとって、介護の形はどうあったらいいのでしょうか。

この連載では、あん・だんての「病院付き添いサービス」「やりたいこと伴走サービス」を、2年にわたってご利用いただいたお客様の体験談を通して、「遠距離介護」「これからの介護の形」について考えていきたいと思います。

高齢の父を遠距離介護で見送った娘のKさんと、あん・だんて代表の橋本さんにお話を伺いました。

(文:ワールドリー・デザイン)

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できることに目を向け、積み重ねていく 

「家族が介護をするもの」という世間一般の考え方ではなく、お二人にとって一番しっくりくる形を—。Kさんとお父様は、対話を重ねながら、お二人だけの答えを見つけていかれました。

K「毎日5分でもビデオ通話で顔を見るっていうのは、私も働きながらとはいえ、定年後で少し時間に余裕があったから続けられたんだと思う。

もし今、お子さんを育てていらしたり、お仕事で毎日忙しい方は、『毎日連絡するなんてムリ……』って、ご自分を責めてしまうかもしれないですよね。 介護が始まると、どうしても『親のことは、家族である自分がやらなきゃいけない』って、自分を追い込んでしまう人も多いんじゃないかしら」

橋本「ご自身の生活で精一杯で、思うように介護ができず、自分を責めてしまう方は、少なくないと思うんです」

K「そうよね。でもね、全部できなくてもいいんじゃないかなって、私は思うの。

毎日は難しくても、週末に、電話で声を聞くだけでもいいと思うんです。離れて暮らしていても、何か困ったことがあったときに、親と一緒に『どうしようか』って考えることはできるじゃない。それに、必要な手続きのことや、どんなサービスがあるのかを一緒に調べてあげることだって、立派な家族のサポートだと思うの。

仕事や子育てで頻繁には帰れなくても、それぞれの暮らしのペースの中で、『今の私には、こういう関わり方ならできるよ』っていうものを積み重ねていけばいい。試行錯誤しながら、話し合いながら、できることをやっていく。それが、そのご家族なりの介護の形になっていくんじゃないかなって、今はそんな風に感じています」

ひとりで抱え込まず、プロの知恵を借りてチームで支える

K「だからこそ、もし今、思うように親御さんのそばにいられなくて、ご自分を責めている方がいたら、『どうか、一人で抱え込まないでくださいね』って、伝えたいの。自分たちなりの形があっていいんだよ、って。 私自身、遠くから父を支え続けられたのは、決して私一人の力なんかじゃなかったから。父に認知症がなかったことも大きいけれど、何より、富山にいるケアマネジャーさんをはじめ、介護の関係者のいろんな方々に助けていただいたおかげだから。」

橋本「Kさんは、周りの関係者の方々と本当に上手く、連携されていらっしゃいましたよね」

K「ケアマネジャーさんはもちろん、ケアハウスのスタッフさんや、デイサービスの方、補聴器の専門家の方、それに医療マッサージの方……本当にたくさんの方にお世話になって。離れているからこそ、『実は今、こういうことで困っているんです』って、現状を素直に、いつも相談するようにしていたの。そうしたら、皆さんが専門家の立場から、本当にたくさんの知恵を貸してくださった。

私たちが自分の暮らしを大切にしながら、こうして穏やかな気持ちで父と向き合えたのは、現場で実際に父の日常を支えてくださった皆さんのおかげ。介護って、家族だけで抱え込んでもうまくいくものじゃないわね」

橋本「そうですね。私たちを信頼して頼ってくださることが、ご家族の安心に繋がるのだと、Kさんを見ていて本当にそう感じました」

K「ええ。関係者の方たちを信頼して、『ここはお願いします』って頼らせていただきながら、私もしっかりチームの一員として皆さんと連携をとっていって。そうやって日々の暮らしの安全をプロの方に守ってもらった上で、私たちは、『家族としての関わり』をしっかり続けていく。

全部を完璧にできなくても、お互いを思いやる気持ちがあれば大丈夫。

遠くにいてすぐに駆けつけられないもどかしさは、常にあったんだけど、ずっとそばにいることはできなくても、お互いの人生を尊重しながら、最善の介護の形を自分たちなりに作っていくことができたし、 悔いのない、温かなお見送りができたかなと思ってる。

本当に心強くて、最善の選択だったと思ってるの」

「介護は家族がするもの」「私ががんばらなければ……」と思っていませんか?

親子の数だけ、介護の形があります。

一人で抱え込まず、周囲にいる介護のプロに相談して、知恵を借りましょう。

あん・だんてでは、通院付き添いサービスでご家族あなたをサポートしています。

あん・だんての「病院付き添いサービス」

●保健師、看護師、ケアマネジャーの資格を持つ者が、専門知識でお手伝いします。

●公的制度を活用したアドバイスを行います。

嬉しいPoint

・手続きを全て代行します

・ご本人の希望を大切にします

・医師へ正確にご説明します

・ご家族、関係者へわかりやすくご報告します

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