【その1】あん・だんての遠距離介護ってどんな感じ? ひとり暮らしの父 × 遠方に住むひとり娘

遠方に住んでいるご家族の健康や生活について、お悩みはありませんか?

富山では、「介護は家族がするもの」「私がやらなければ…」と、負担を感じる方が多いように思います。

家族にとって、介護の形はどうあったらいいのでしょうか。

この連載では、あん・だんての「病院付き添いサービス」「やりたいこと伴走サービス」を、2年にわたってご利用いただいたお客様の体験談を通して、「遠距離介護」「これからの介護の形」について考えていきたいと思います。

高齢の父を遠距離介護で見送った娘のKさんと、あん・だんて代表の橋本さんにお話を伺いました。

(文:ワールドリー・デザイン)

「互いの生活を尊重する遠距離介護」スタート!

高齢の父は一人暮らし、遠方の私は一人娘。 仕事も生活も手放せない。さあ、どうする?

 Kさんのお父様は、富山で一人暮らしをしていましたが、95歳を超え、体調が思わしくなくなってきました。

 一人娘のKさんは、新幹線を乗り継がなければ行けない遠方に、家族とともに住んでいます。父親のために富山へ帰ってくるとなると、今の家族と離れ、培ってきた関係や暮らしを一変させなければなりません。離れて暮らす父親のことはとても心配ではありますが、そのために今の自分や家族の人生を大きく変えるのは難しい…。

 そんな悩みを抱えていたKさんは、富山にいるあん・だんての橋本さんに出会います。橋本さんが、現地パートナーとなったおかげで、富山には年に数回帰省する程度で、Kさんの生活を大きく変えずに、遠距離介護ができるようになったといいます。

一人暮らしが難しくなってきた。プロの知恵を借りて、できることをしよう

K「95歳ぐらいのときだったかな。前日は、『善光寺に行ってきました』って連絡が来るくらい元気だったのに、電話がきて『心臓の調子がなんかいつもと違うんだ』って言うの。

何か変だと思って、すぐ富山に帰りました。いつもの病院から総合病院に紹介されて、すぐ手術になり、ペースメーカーを入れてもらったの。この頃からかな、このまま一人暮らしを続けるのは難しいかな……と思いはじめたのは。

それから、自動車免許も返納してもらったんです。父は最初「え〜」って言っていたけど、事故を起こすよりはいいだろうということで納得してくれました。このタイミングで、父も自分の家で暮らすことを諦めはじめていたようでした。

前の仕事を定年退職したばかりだった私は、富山に3週間ほど滞在でき、父の付き添いや介護をすることができました。私が遠方の家に戻ってからは、父を1人にするのは心配なので、ショートステイを利用したりもしました。

でも、数ヶ月後、鼠径部ヘルニア(脱腸)になってまた手術をしたんです。それはもう真っ青な顔をしていて……。」

一人暮らしは難しいと判断したKさんとお父様。ケアマネジャーさんに紹介されたのは、自立型のケアハウスでした。

K「アパートみたいな部屋を借りて、食事はみんなで食堂で食べる。『自立している人しか入れないんだから。お父さんも今色々できてるから、入れるんだよ』って言って。自分の部屋で、洗濯も掃除も全部自分でしてっていう感じの場所なんです」

基本的に自分のことは自分でこなすお父様でしたが、耳が遠いことから医師の説明がうまく聞き取れず、通院には付き添いが必要でした。

当初はケアハウスの職員の方が付き添ってくれていましたが、途中から「あん・だんて」の橋本さんを頼るようになります。その出会いは、お父様が100歳になった春。

本人と家族の気持ちを大事に、介護を伴走する「現地パートナー」

K「通院付き添いをしてもらい、かつ、報告はバッチリ!私が病院に行くよりももっといっぱいお医者さんから引き出してもらってるから、それを聞けるのがすごく嬉しかったですよ」

それから2年。お父様は102歳の大往生で天寿を全うされました。

お父様と、悔いのない関わりができたというKさんは、こう振り返ります。

K「父の最期に寄り添ってもらったのが、他人である橋本さんだったからこそ、状況を客観的に見られた気がします。

橋本さんがいなかったら、もっとたくさん富山に帰らなきゃいけなかったと思うし、そうなると、仕事は手放さなきゃいけなかっただろうなと。長年の思いが報われるような、やりがいや楽しさを感じる今の仕事を手放してしまうことは、ちょっと考えられないことでした。

あん・だんてに出会っていなければ、今みたいな満足な形では終われてなかったんじゃないかな」

橋本「あん・だんてでは、病院付き添いサービスのほかに、『やりたいこと伴走』を行っています。ご本人だけでなく、家族がやりがいある仕事を続けること、これも伴走したいことの一つなんです。私も、Kさんの思いを大事にしたいと思って伴走してきました」

K「仕事を守ろうとすると、父を連れてくるしかないんだけど……。

私は自己中心的なところがあるから、もしかしたら住み慣れた富山から今住んでいる場所に、父を呼び寄せていたかもしれない。でもそれは、父にとって決していい終わり方にはならなかっただろうと思う」

橋本「究極の選択ですよね。呼び寄せたいのかというと、呼び寄せたいわけではない。だけど、そうするしかない。生活のためにどうしても仕事を辞められないという人たちだって少なくないと思います」

K 「でも、呼び寄せられたら父は幸せかっていうと、そうじゃないと思う。好きな立山連峰も見られなくなって……。ここで生まれ育った者としては、景色になじみがあるから安心するんだと思います。

空気が大事なの。それに離れている私だって、やっぱり、富山に来ると空気がおいしい、水がおいしいと思うから、逆の場合は『まずい』と思ってしまうんじゃないかな」

「介護は家族がするもの」「私ががんばらなければ……」と思っていませんか?

親子の数だけ、介護の形があります。

一人で抱え込まず、周囲にいる介護のプロに相談して、知恵を借りましょう。

あん・だんてでは、病院付き添いサービスでご家族あなたをサポートしています。

あん・だんての「病院付き添いサービス」

●保健師、看護師、ケアマネジャーの資格を持つ者が、専門知識でお手伝いします。

●公的制度を活用したアドバイスを行います。

嬉しいPoint

・手続きを全て代行します

・ご本人の希望を大切にします

・医師へ正確にご説明します

・ご家族、関係者へわかりやすくご報告します

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