あん・だんての遠距離介護ってどんな感じ? ひとり暮らしの父 × 遠方に住むひとり娘
遠方に住んでいるご家族の健康や生活について、お悩みはありませんか?
富山では、「介護は家族がするもの」「私がやらなければ…」と、負担を感じる方が多いように思います。
家族にとって、介護の形はどうあったらいいのでしょうか。
この連載では、あん・だんての「病院付き添いサービス」「やりたいこと伴走サービス」を、2年にわたってご利用いただいたお客様の体験談を通して、「遠距離介護」「これからの介護の形」について考えていきたいと思います。
高齢の父を遠距離介護で見送った娘のKさんと、あん・だんて代表の橋本さんにお話を伺いました。
(文:ワールドリー・デザイン)

<その2はこちら
遠方で暮らすKさんが、富山のケアハウスで暮らすお父様の遠距離介護を続け、3年ほどが経ったころのことです。
遠距離介護は、「あん・だんて」橋本さんとの二人三脚。「病院付き添いサービス」を利用し、通院付き添いや様々な手続きを橋本さんに依頼。Kさんは橋本さんと連絡を取って病状説明などを聞き、お父様の治療方針を決定、見守るというスタイルです。
Kさんの帰省は年に2回ほどでしたが、お父様と「スマホで顔を見ての5分会話」を毎日続け、お互いを思いやる時間を共に過ごしてきました。
お父様が102歳になった夏に病状が悪化し入院。経過が思わしくなく、緩和ケア病棟へ移動することになりました。お父様とKさんとの、最終章がはじまりました。
親の死に目に会うだけが、親孝行じゃない
K「父が入院してからは、月〜木曜は橋本さんにお願いして、毎週金曜に新幹線を乗りついで富山に帰ってきて、金・土・日曜は私が見る……という形になりました」
橋本「やっぱり2人いるっていうのがよかったですね。1人より、複数人いたほうがいい。私は金曜はお休みさせてもらって。」
K「絶対複数人いた方がいいね」
橋本「Kさんは月〜木曜にお勤めしてから来るんだから、体力的にすごく大変でしたよね」
K「そうね。看取ったときはもう体力の限界だったかな。
父の死期が近づいてきたとき……亡くなる1週間前かな。病室に畳の部分があって、布団を敷いて寝られるようになっていたんですよ。
看護師さんから「病室で泊まることもできますよ」と勧められたんだけど、これからやってくるだろうことを考えたら自分の体調を崩したくなかったのね。私1人しかいないんだから、ここで体力を使い果たしたらそのあと誰が対応するのって。だから病院には泊まらなかった。
最期を一緒に過ごしたらという心づかいなんだけど、私と父は、毎日5分の電話をするというやり方で時間を重ねていたから、いつお別れがきても受け入れる準備ができていたのよね。
看取りのときは、土曜だったから富山にいたの。朝6時に電話がかかってきて、『呼吸が変わってきたからすぐ来てください』って言われ、最期に立ち会うことができた」

1日1組の葬儀場を選んでよかった。お茶と語らいが、みんなを幸せに
お父様を看取ったKさん。悲しむ間もなくやってくるのが、お通夜・葬儀の準備です。Kさんと橋本さんは事前に心づもりをしておいたおかげで、参列するみなさんが納得できる、いい語らいの時間にできたといいます。
K「朝6時に電話がきて、10時半に看取ってから当日の午後3時に打ち合わせなので、なかなかハードでした。葬儀屋さんと事前に相談はしていたんけど、詳しい打ち合わせは亡くなってからじゃないとできないと言われていて……」
橋本「ここでも2人いてよかったと思いましたよね。疲れているから、説明を聞くのも2人いてよかった。
あん・だんてのサービス名は『病院付き添いサービス』だけど、私は、看取り・葬儀まで伴走できたらと思っています。だから、ご希望がある限りは一緒にいさせてもらっています」
K「葬儀場は、1組だけのところを前から希望してたんだけど、とってもよかったわ。家族葬の会場は何組も同時並行で行えるところもあるんだけど、それは避けたくて。
大きいテーブルに椅子がいっぱいあって、飲み物やクッキーがあって、備え付けのモニターからビデオを流してみんなで見るっていう時間がとってもよかった」
橋本「付き合いのあるご親戚がもういらっしゃらないんだけど、最後に関わってくれた方たちが来てくれたんですよね。医療マッサージや、補聴器の担当の方も!そうすると、人によってお父様から聞いた話がいろいろあることが判明したりして。エピソードを持ちよって話して、みんなで関わってたんだなって改めて確認しあえた時間がとってもよかった」
K「私も、お世話になったみなさんといつも対面してるわけじゃないから、あの場でお話できてとても嬉しかった。あのお通夜の語らいが、すごくよかったよね。私だけじゃなくて、いろんな人があとで『よかったよ』って連絡をくれた。同じ人に関わったことでコミュニティができていたから、お互いに『元気?』ってあいさつされていたわ」
橋本「ケアマネジャーさんや施設の方は、はっきり時間が決まっていると参列が難しいんですよね。お仕事の合間を縫ってサッと来られる葬儀や通夜がとってもありがたい。介護の仕事に就かれてる方は、情に厚いというか、家族並みの気持ちを持っていらっしゃる。感謝の気持ちや、関係者同士でこんなところが良かったねって語ることによって、お別れに納得できるようになるんじゃないかと思います」
K「あとは、『どんな服装でもいいから来てください』ってお願いしたのもよかった」
橋本「そうそう。お仕事帰りで上着だけ黒やグレーの服装の方もいらっしゃいましたね。『この靴じゃ葬儀には行けない』ということがないですから。いいお通夜と葬儀だったと思います」
*
「介護は家族がするもの」「私ががんばらなければ……」と思っていませんか?
親子の数だけ、介護の形があります。
一人で抱え込まず、周囲にいる介護のプロに相談して、知恵を借りましょう。
あん・だんてでは、通院付き添いサービスでご家族とあなたをサポートしています。
あん・だんての「病院付き添いサービス」
●保健師、看護師、ケアマネジャーの資格を持つ者が、専門知識でお手伝いします。
●公的制度を活用したアドバイスを行います。
嬉しいPoint
・手続きを全て代行します
・ご本人の希望を大切にします
・医師へ正確にご説明します
・ご家族、関係者へわかりやすくご報告します
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