以前の職場で、高齢で1人暮らし、糖尿病で目が殆ど見えない方を担当しました。
娘さんは市外に住み、諸事情で仕事を休めず、なかなか受診に付き添うことはできません。眼の手術が必要になりましたが、娘さんが来れないため、そのうち、手術の話はなくなり、徐々に受診が遠のいていきました。
「病院を受診する」元気な時には想像も出来ない簡単なことが、高齢になり、少し身体が不自由になると、途端に行きづらくなります。
受診をするためには、「タクシーを手配する、もしくはバス停まで歩いて、バスに乗る」「保険証など持ち物を忘れない」「医師の説明を理解できる」「お金を準備できる」「薬をもらいに行く」「病院内を歩ける」など、様々なハードルを乗り越える必要があるからです。
日本は介護保険、医療保険等の公的制度があって、とても恵まれています。
ただ、多くのすき間があります。誰も気づかないうちに、受診を断念し、体調をくずし、命が短くなっている方が多いと感じてきました。
人は体調が整うと、前向きになり、希望が生まれます。
私は、適切に医療を受けてもらい、体調を整えた上で「やりたいこと」はありませんか?とあなたに問いかけます。
「人は最期までチャレンジできる」と信じて、その実現に向けて一緒に伴走したい、
だから、私は起業しました。