今から30年前、介護保険法がまだなく、措置によってサービス提供がされていた時代に「このゆびとーまれ」代表の惣万さんと西村さんは富山市で、お年寄り、子ども、障がい者まで「全て受け入れる」全国でも類がない、「自費のデイサービス」を始めました。
2,500円/日くらいだったと思いますが、当時は高い価格のイメージがあり、当初は理解をしてくれる方が少なかったように思います。
理解が少なかった「このゆび」のデイサービスが、今では「赤ちゃんからお年寄り、障がい者まで誰も排除しない、富山型デイサービス」として大きく育ち、全国に拡がりました。
今、私が行っている「病院付き添いサービス」を含めた「保険外(自費)サービス」は「聞いたことがないなぁ」「使ったことがないわ」と世の中に(富山県に)まだ、理解が少ない価値観のサービスです。
「価値観」という見えない壁は、いつの時代も思った以上に高いんだなあと感じる一方で、「必ず、必要になってくるサービスだ」と力強い言葉で、応援してくださる方が多いのもありがたい事実です。
医療保険にも介護保険にもどちらのサービスにも存在しない、例えば、病院の付き添いは、主にこれまで家族が担ってきました。これからの時代は、家族がいなくても、適切な受診ができ、医師とのやり取り、治療の選択まで、自分でできることが大切です。
開拓者である「このゆびとーまれ」の代表、惣万さん、西村さんに話を聞いてもらっていると、不思議と心を新たに、「また、頑張れる!」と思えます。
2025年は巳年。「冷静沈着」「計画的に物事を成し遂げる」巳年生まれ。「新しいことが始まる年」とも言われているそうです。それにあやかり、「ライフサポートあん・だんて」も、冷静に計画的に、チャレンジしていきたいと思います。